Wednesday, January 11, 2006

食事の問題

気になっていたイギリスの食事は、予想通りダメだった。リンボウさん(名エッセイ「イギリスはおいしい」)なんかは「まずさが癖になる」とか書いていたけど、そんなんではなかった。まず、薄味過ぎる。あまりに自分がサーブされたものに塩をかけるから、舌が鈍ったのかと思ったけど、周りの外国人もそうしてるから大丈夫、だと思う(そもそも長野県は濃い味)。そして、バラエティーが少ない! イギリス料理と言われるものは結局、fish&chips(結局魚のフライ…)、ロースト肉、肉パイ、くらいだ…。そして付け合わせは、野菜をひたすら煮るか炒めたもの。そうそう、主食は基本的になし。なんかねー。

よって頼るべきは外国料理だけど、そこも高いところ以外は望み薄(インド料理だけはましだけど、毎日なんて食べられないし、日本みたいにビュッフェじゃないし)。イタリアンは美味しいところは高いし(二千円~)、「世界の安心」中華料理も、なぜかイギリス人の舌に合わせてあるらしく、甘くて薄味でオイリー!まずい! (中国人向けには、別メニューがあるらしい(笑)←今度試す予定)。中国語オンリーらしい。何と言っても困るのが、世界標準のはずのファーストフードが不味い&高いこと。バーガーキングもマックも、日本やアメリカと比べられないくらい不味いし、店はほんと汚いし、店員は120%オーダー間違えるし。びっくりするよ。(subwayはちょっとましだけど、パン堅いから食べ過ぎるとのど痛くなって風邪引く←ジンクスに近い)

うちのFlatは、自分以外にイギリス女一人、アメリカ女二人、中国男二人、ヨルダン男一人なんだけど、中国男(そのうち一人はほぼプロシェフ。何か凄い)と自分が一番料理してる。次がアメリカ女達(パスタに凝っている)。ヨルダン男は、包丁を握ったことがないけど味にはうるさい(=おぼっちゃん)。イギリス女は、…食べられればいいって感じで、トーストに適当に炒めた野菜で"dinner"とか言ってます。ひー…。でもまぁ、効率的と言えば効率的…

自分は、正月以来何故か日本食づいていて、ようやくご飯を炊いた。なんと、スーパーで安く売ってるイタリア米(リゾット用)が、日本のお米とほぼ同じ事を発見。鍋で炊飯も習得したので、意外といけている。でも、買いだめしたスパゲッティ(ふぁっきん安いんだもん)や、朝食用のパン(ジャム作りが楽しいから)、下に書いたトルティーヤ、親の送ってくれたお餅に友達のくれたうどんもある。聞こえは良いけど、結構毎日どれにするか悩むし、貯蔵スペースが少ないからなかなか困る。でもまあ安く済むからいいか。

ちなみに今日は、親の大量に送ってくれた海苔があまり気味なので佃煮にする。

ちょっと魔女的に黒い。フフフ。そうそう、意外なことに、フラットメイトのアメリカ女とヨルダン男は、海苔がダメらしい。「水槽の匂いがする」って…。納豆とかなら分かるけど、海苔だなんて、驚いた。まぁさすがにこのドロドロのはちょっと理解できるけど(見せたら多分吐かれると思う)。ヨルダン男は将来日本に住みたいらしいんだけど、そんなんで大丈夫かね。

ついでに最近のヒット。これまた親の送ってくれた剥き栗を使用した特製モンブラン。


(上に乗っているのは例の缶生クリーム)

…えー ノーコメントの方向で…。意外と美味しかった。