Thursday, December 29, 2011

HGTV紹介

年末休暇1日を、ひたらすらHGTV(アメリカのHome and Garden Television)を見てすごした。家事と食事と睡眠時間を除いて、24時間中20時間くらい…。いや、結果的に睡眠時間中もHGTVの夢を見ていたから、もっとかな。

幸せ。

HGTVの番組には大まかに「家探し系」と「インテリアデザイン系」と「エクステリア・庭園デザイン」の三種類があるのだけど、やはり同じ系統を見ていると疲れるので、自分は家探しとインテリアデザインを交互に見ます。甘いお菓子としょっぱいお菓子の無限ループのようで永遠に飽きない。

ちなみに、HGTVの番組フルエピソードは、HGTVホームページアメリカのHuluにあるんだけど、どちらも日本からは見られません。しかし、IPアドレスを偽装するVPNというのを使うと見られます。VPNには無料のもあるのだけど、広告が邪魔だったり、速度に問題があるので、自分はStrongVPNという有料のを使っています。月7ドルの一番安いコースだけど、十分満足に使えます。VPNの比較サイトや日本語の説明もあるのでご参考に。最終的にHDMIケーブでつないだテレビで見ています。本当に素晴らしい時代になった。

今回はいくつか新しい番組も見てみて、お気に入りができたので、ここでまとめて紹介しておこう。上から、お気に入り順。

1.House Hunters International
(最新シーズンはなぜかHuluにあります)
主に英米人が世界中で家を探す番組。家は、別荘用のコンドだったり、普通の引越し一軒家だったり、アパートだったり。現地の不動産エージェントに案内され、3物件を見て、最終的にそのひとつを契約する。というと本当それだけなんだけど、色々ドラマがあったり、現地の文化や相場の勉強になったりして非常に面白い。特にアメリカ人が別荘を買うことが多い中米・カリブの物件事情については、だいぶ詳しくなります。コスタリカの相場はホンジュラスやニカラグアの1.5倍なのね、とか、アメリカ人はオープンキッチンとダブルシンク好きすぎだろう、とか、ここ住みたい!とか、っていうかこの夫婦は長続きしないだろう、とか。1回だけ東京のエピソードがあったけど、価格から見ると正直悲惨だった。

"International"のつかないアメリカ国内版もあるけど、アメリカに住むつもりが無い自分にはLess Interestingです。

2.Design Star
HGTVで番組をもらうために、若手デザイナーたちが競い合うリアリティーショー。あまり人間関係についてのドラマは無く、元々インテリアデザイナーとしてキャリアのある人たちが純粋に技術やアイデアで競うので、安心して見られます。最初はしょぼいデザインばかりだったのに、後半に意外な人が花開いたりして面白い。この番組を見るまで、インテリアデザイナーって、全体のデザインや家具のチョイスだけする(正直楽な)仕事だと思っていたんだけど、実は壁を塗ったり、絵画を作成したり、家具を作ったりとかなり重労働な仕事と理解。

ちなみに、去年のシーズンも見たのだけど、今年(シーズン6)の方がとても良いです。去年は、運営側はジャッジ3人だけで、批判ばかりで正直空気が重かった。今年は、とても明るいTanika Ray(美しい)とDavid Bromstad(かっちょいい)が司会兼応援役として入って、雰囲気が抜群に良くなった。あと、去年は候補者顔で選んだの…?というくらい美男美女ばかりなんだけど、肝心のデザイン技能が、最終候補者2名以外は貧弱だったと思う。今年は、ルックス面では普通だったけど、才能的に水準が高く、ラスト5人は誰が勝ってもおかしくなかった(と素人目には見えた)。

3.Secret from a Stylist (インテリア系)
今一番注目している番組、というのも、去年のDesign Star優勝者の番組なのですね。彼女は、デザインの才能もすごいんだけど、お顔もKirsten Dunstを美人にしたようなまさに才色兼備。キャラクターも、これまでHGTVにいなかったような、癖があるんだけど軽やかで、非常に面白いです。これは個人的な感覚だけど、先輩デザイナー達よりも、カジュアルな感じのインテリアデザインなのも良い。1st Season winnerのDavidみたいに、大化けするんじゃないかと楽しみ。(過去のwinnerでも、season 2,3はもう消えかかっている…)

4.Sarah's Summer House
最近見始めたプログラムで、アメリカのどこかの小島に夏用別荘を改築する話。これも上同様、デザイナーSarahの人柄が良い!かつ、デザインが自分好み。特に最初のエピソードのリビングルームは美しい。しかもこの小島が素晴らしいロケーションで、息を呑みます。これは正直うらやましい。あえて言えば、予算が知りたいかな。(予算は、出す番組と出さない番組がある)

5.My First Place
アメリカで、初めて家を買う若者の話。House Hunters同様、三軒の家から決めるんだけど、それよりも家のInspectionに重きが置かれている(というのに意味があるか不明だけど…)。

6.Color Splash
上で再三書いた、David Brmstadの番組。彼は非常にチャーミングで、かつすごく才能があると思うから見ているけど、どうもテイストがモダン過ぎかつ派手すぎで、自分とは合わない気がしてきた。あと、番組の内容が雑然としていて分かりにくい。アシスタント3人と大工1人は、写さなくてもよいのでは。

7.the Outdoor Room
庭デザイン番組の中では一番好き、というかこれしか見てない。屋外にソファーやダイニングがあるのは憧れるなあ。しかし、雨が降ったら布ソファーとかどうするのか誰も言わないんだけど、カリフォルニアには雨が降らないの…?

8.Candice Tells All
おそらくHGTVで一番実力者のCandice Olsonの、オーソドックスなBefore After番組。彼女の名前を画像検索とすると分かる通り、シックでシンプルでゴージャス、という王道デザイン、かつ飾らない人柄が素敵。美人なのに、髪型はいつも決めすぎて失敗しているのも好感度高い。

あとは、Bang for your Buck(番組コンセプト不明だけどつい見てしまう)とか、Antonio Treatment(漢臭いインテリアデザイン)とか、Selling New York(普通に1.5億のコンド)とか、Dina's Party(異常にゴージャス。叶姉妹的)も、手持ち無沙汰だったら見る…かな…、あとはシーズン単発や特番等。Huluにある、What's with that Houseという変な家番組も好き。

今年のDesign StarのWinnerの番組も始まったから、非常に楽しみ。大丈夫かな、あのこ…。