Wednesday, December 14, 2005

先日に続き

日本語関係。

最近、日本語の難しい本が読みにくくなってきたような気がする。英語でその分野の本を読んだ後に、ちゃらっと日本語の資料でも読むかなってときによく起こるようになった。「それ書くんだったら英語で書けよ、わざわざ漢字にしたりして分かりにくいなぁ」てな様に。何か、日本語の方が、行間に潜む解釈の可能性が広い気がする、つまり論文に向いてないというか。 もしくは、自分の今目に入れるのが、「海外産の概念を日本に紹介」するような文章だから、単に翻訳がぎこちないのかも。だってさ、"Social Capital"を「社会関係資本」やら、"Normative Institutionalism"を「規範的制度学派」に訳すくらいなら(いや、自分が翻訳する立場になってもそう訳すだろうけど)、英語の方がわかりやすいよね? ね? いまだに英語のニュースサイトなんかは怖いし。

英文を読むスピードは明らかに上がっている。それはよい。でも、「あぁこれ日本語で何て言ったっけ、もっとぴったしの言葉があったはずなのに、イライラ」という状況は増えた。

自分は密かに、日本語能力だけは衰えまい、と思っていたんだけど、やはり何もしないで、ふれる日本語はネットくらい、じゃダメですね。寝る前の夏目漱石を復活させよう… 読むと眠くなるし…