Saturday, January 01, 2011

いまさらのitunes U

サービス開始が2007年だから本当にすごくいまさらながら、「itunes U」って素晴らしいね。ちなみに流行には飛び乗らないほうです。

評判は聞いていたけど、ここまでコンテンツがそろっていて、しかもほとんど無料で、iphoneとの相性もバッチシだとは思っていなかった。コンテンツだけじゃなくて、英語の勉強になるし。知らない大学のものも入ってるけど、世界最高レベルの大学も非常に多い(英米ではHarvard、Stanford, Oxford, NUS等, 日本では東大、京大、早慶等が参加)。

たとえば、シンガポールの政治について勉強したいと思えば「Singapore Politics」で検索すれば、44のビデオが見つかる。itunesの検索機能sucksのため、関係ないのも50%くらい混ざっているけど、20本も視聴したら、専門家ともある程度議論できるまでになるんじゃないだろうか。

ここで公開されているのって、ほとんどが「大教室」の講義であって、個人的にはこういう講義は学費払ってまで受講する必要はないと思うから、その意味でも素晴らしい。(学費を払って高等教育を受ける価値は、少人数制の講義や指導、クローズドなデータベースへのアクセス、人脈構築 +学位 だと思うから)。

講義を公開している大学の学生からしてみれば、無料公開は腹立たしいかもしれない。しかし、itunes Uは「教養獲得」のためのツールと割り切って利用すれば、少人数講義やゼミに専念できるし、そもそも自大学以外の講義も視聴できると言うのは、とても大きなアドバンテージだろう。(そこまで学業に取り組みたい!って学生はそんなに多くないと思うけど)。

確かに今までも、図書館や放送大学(の視聴のみ)を利用すれば、大学レベルの学習(講義視聴)は無料でできた。でもそのレベルを「世界最高レベル」まで押し上げたAppleのすごさというか企業哲学に、心の奥の方が熱くなるのは自分だけではないだろう。

しかし!! iphoneやipodとも同じだけど、やはりネックはPC版itunesの使いにくさだなあ。重いし、検索機能低いし、みづらいし。iphoneやandroid機のitunesから直接ダウンロードするのがお勧め。ぶー