Monday, May 29, 2006

ジャワ地震

こんなこと言うのは誠に不謹慎だと分かっているけれど、
紛争処理の専門家よりも、災害処理の専門家になった方が仕事あったかもなぁ…。潮流として、紛争は減ってきているけれど、自然災害は無くならないもの(被害は軽くなっていくかもしれないけど)。その両方を研究しているAlp(自分のスーパーバイザー)は、さすがというか何というか。マクロで見たら似たようなもの、かなぁ。

ちなみに、地震発生時(知らなかった)、丁度お友達の家で食事をしていたんだけど、そこにインドネシア出身の人が通りかかって、「あー自分、ジョグジャカルタとか行ったことあるんですよー」「おーまじ? 自分そこに10年住んでたんだよ」 何て会話をしていたのだった。朝ニュースを見て、その偶然に冷や汗…。第六感?

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後で見直してみて、やっぱり考えを変えた。自然災害よりも、人災(紛争)の方がやはり気が楽だ。「責める」という行為が、悲劇から立ち直るのに必要だとすると(そして多分そうだと思う)、戦争には恨むもの、責めるものがあるもの。つまるところ戦争の悲劇は自分を含む「人間」の責任であって、「誰か」の問題だ。地震や津波なんていうものは、結局「自然」な訳で、何が悪いのか分からないまま、人間の無力さを実感して落ち込んでしまいそうだ。

(あ、紛争において善悪や諸悪の根源が定義できる、って訳じゃぁないですよ。)