Monday, November 13, 2006

娯楽

「真夜中のピクニック」
「手紙」
「まほろ駅前多田便利軒」
「春になったら苺を摘みに」

読了。流行に微妙に乗り遅れている感が出ているけれど。
1,2冊目は、噂に違わず良かった。これを映画化しようって言うのは凄いな、観ないと思うけど。どちらも、とても深いことを言おうとしているのは分かるんだけど、Fun Readingしたい自分としてはそこまで思索を巡らすのは無理でした。でもともかくどちらもいわゆるPage Turner(ページをめくる手が止まらない)なので、暇つぶしにはもってこいじゃないかなぁ。

3冊目は、今年の直木賞。しかも同作者の「むかしのはなし」は、自分のベスト5に入るほど好きだったから凄い期待したんだけど、思っていたよりも楽しめなかった…。コメディなのか、ハードボイルドなのか、ストーリーテリングなのか、煮え切らない感じが文芸作品としてはよいのだろうけど、読み進めるのが辛かった。特に前半はかったるい。後半、特にラストは◎

4冊目は、須賀敦子のイギリス版と言うところか。自分のベスト3に入る同作者の「村田エフェンディ滞土録」の原点はここだったのか、と言う感じで楽しめた。

押し入れに司馬遼太郎が大量に眠っているので、しばらくはそれを読もうかな。