Saturday, October 14, 2006

映画メモ

愛用の映画サイト、cinemascapeが落ちていて記録が付けられないので、とりあえずここに最近見た映画。

愛についてのキンゼイ・レポート
5点:久し振りの怪ヒット。ただ、定石(下記)を践みすぎてて疲れる。

世界で一番不運で幸せな私
3点:確かに主人公二人はびっくりするほど魅力的で可愛い。演出も良い。けど脚本に魅力を感じられず。アンハッピーエンディングも、フレンチ過ぎて逆にありがち。

フォー・ルームス
3点:ティムロスに2点、マドンナ(妖艶!)に1点、ラストシーンに3点、かっちょいい馬鹿家族に1点、冗長さでマイナス4点。ティムロスがマドンナからチップを貰おうとするシーンが最高。かわいー

キンキーブーツ
4点:これまた定石践み過ぎ。ストーリーも先が見えるし、ドラッグクイーンの描き方もありきたり。でも、主人公がスーツにブーツを履いてcatwalkに登場してしまうシーンだけに4点!

俗に「良い映画」と言われるモノの8割が、「導入→成功・幸せ→突然の失敗→立ち直る、もしくは本当の価値に気付く」というストーリーを踏襲している気がする(「起承転結」ってやつだね、つまらない文章の基本)。それに慣れると、2段階目の「成功・幸せ」の時点で何だかイヤ~~な気分になる、「どうせウワベの幸せだろ、ッケ」って。そうすると、主人公に感情移入出来なくなるんだよな。

ここ数年シャマラン的などんでん返しストーリーが雲霞のように流行ったのも、そんな定石への反発なんだろうけど、それはそれで飽きるんだよね…。下手なアクションモノに多用されたのも痛い。

かといって、幸せ幸せな映画なんて(基本的に)見たくないし、淡々と日常を描くのは眠くなるし、マルホランドのようなワケワカラン映画は疲れる…。

でもまぁ、定石に乗っていようがいまいが、傑作はそんなものを凌駕して驚かせてくれるから、映画を観る、といか発掘するのを止められないのだろうな。 ちなみにマイベストリストはこちら参照。「ナイロビの蜂」「ガンジー」「Kinsey」「Usual Suspects」も次点リストに追加します。「シカゴ」も、映画館で観ていたら入っていたかも。このリストに乗っている映画に関しては、どれも「自分の一番好きな映画だから!」って人に言ったことがある気がする…ハッハ