Tuesday, December 02, 2008

本を勧める行為について書こうと思った

1.人に何かをお勧めするのは難しい。本とか、映画とか。というか、何かを勧められるのは難しい。

例えば勧められた本を読んで、理解出来ない、という系統で好きになれなかったりすると、どうしても勧めた人よりも自分が劣るような気になる。あら、高尚なご趣味ですこと、で済むような関係の人だったり、よっぽど尊敬する人だったら別に良いけど、友人レベルでそうなると、ちょっと痛い。

だから、勧められた本とか映画って、なかなか手が進まない。

2.逆に、「ちょっとこれはレベル甘いんじゃないか」という系統で気に入らなかったときに、その勧めた人にどうコメントしたらよいか、というのも難しい。辛口な感想をその人に伝えることは、つまり「私の方が見識が高い」というような物だ。

3.まあ本当はただ単にテイストが合わない、ということが多いんだけど。

4.難しい本や映画で、内容や背景を完全に理解できなくても、「何となく」好きなことはある。逆、つまり内容は完全に理解出来るけど好きなれない、というのも当然ある。

5.でも、やはり良かった本や映画は、友人に勧めたい。で、感想も訊ねたい。二つめを我慢できるように鍛錬しないと。

6.父親とは本の趣味が全く合わない(父は司馬遼太郎とか藤沢周平とかが好きらしい、積んである)。母親の好きな作家≒自分の好きな作家。

7.好きな現代作家(覚え書き)
  外れない:小川洋子、三浦しをん
  基本的に外れない:いしいしんじ、森福都、星野博美、米原万里(悲)

  半々くらい:奥田英朗、森見登美彦、梨木香歩
  たまに光る(失礼):吉田篤弘、栗田有起、宮本輝、池澤夏樹
  判断材料不足だけど好き:森絵都、丸山健二、絲山秋子


  ああなんか名前見てるだけで嬉しい。

8.接続詞でつながってたりするけれど、1-7はあんまり関係ないですすいません。編集努力の放棄を、取りあえず虹色にして誤魔化してみました。