Friday, August 19, 2005

8月だし。

らしくないってのは分かってますが。ちょっと見かけた話。

汽車のデッキに立って出征しようとしている兵隊さんを、「死ぬなよー、帰ってこいよー」としがみついて見送る母親が、憲兵に引きずり倒され、ぶん殴られて、鉄の柱に頭をぶつけて血を流している。それを死地に赴くために出征しながら見ている子どもの気持ち、どんなだったろうかと思います。
 戦争中は、そんなことばかりでした。またそれが始まろうとしているのです。それが戦争です。”

美輪明宏 「憲法を変えて戦争へ行こうという世の中にしないための18人の発言」岩波書店、2005 より抜粋