Monday, March 26, 2007

そしてメキシコ

ちょっと色々一段落したので、ようやくメキシコの写真でも。これ以上経つと、何考えたか忘れちゃいそうなので(汗)。


初めに行ったのは、世界最大の都市(人口2千万!)メキシコシティ。いやはやさすがにでかい&人が多い。発展途上国の大都市にしては中心部に緑が多かったり、物価が安かったり(地下鉄乗り放題20円! 夕飯タコス2個で80円!)と、意外と好感度大だった。治安も、グアテマラシティやサンホセ(コスタリカ)よりも明らかに良いし。これは中心部の教会群。


日曜日、中心部の露天通り。建物だけ見たらフィレンツェみたいなのに…


売っているのはこんなモノ。意味不明、というか考えたくない。


シティからほど近い、テオティワカン遺跡。

そうは言ってもやはり大都市は苦手。空気も予想通り汚かった。


ということでそそくさと、今回の旅の目的、グアナフアトへ。豪華バスで4時間。


ここは世界遺産にも登録された小さな街。本当に綺麗。
緑も多いし、人も優しい気がした。



日本も、東京大阪京都だけじゃなくて、もっと田舎を売り出せばいいのに、と思う。日本に行ったことのある人は何人か会ったけど、みんな都市にしか行ってないんだよね。是非もっとマイナーでも日本の情緒のある町や村を知ってもらいたいなぁ。


グアナフアトの市場。ちょっとイカニモな写真ですが、やはり見事。ちなみに、被写体の皆様にはきちんと許可取ってます。


お気に入りの広場。おっさん渋すぎ。

 
見たことのない綺麗な花もたくさんあった。日本には似合わなそう…。

 
街は、どこを切り取っても絵はがきのような写真が撮れる。

 
今まで結構な数の街を訪ねたけれど、「ここに住んでみたい」って思うのは、大体3割くらいかなぁ。意外と基準が低いのです。東京は…

 
世界で一番目と二番目に可愛い犬(笑) こいつらのせいで、この街を去るときに泣きました。


妙にむかつく教会のドア

そして…

 
この街の夜景! 本当に綺麗。蛍光灯が少ないせいかな。


街の反対側。

ちなみに、メキシコ女性は、むかつくコトが多かった。逆に男の方が親切な気がした。なんでだろう?

 
暮れなずむ街角。ヤバイ綺麗。

 
勿論夜も。3歩歩いてはため息をついてシャッターを切る。

 

 

 
この夜はちょっとお祭りがあったみたいなんだけど、本当にみんな楽しそうで、歩いていて自分も嬉しくなった。

 
ちなみに、この国の民族事情はかなり複雑な模様。マヤ系先住民とスペイン系ヨーロピアンの混血はかなり進んでいる(先祖代々スペイン系の家庭はかなり少ない)。けれど、やはりデートしているカップルは、そこら辺の事情が似ている顔同士が多かったし、低賃金労働にはいかにもマヤ系、って言う人が多かった。知り合った友人にそこら辺のこと聞いたら「うーん、そんなことはないと思うけど…」と言っていた。タブーか、自分の先入観か。


これはメキシコシティに帰るときに立ち寄った街の美術館。飾ってある絵よりも建物にビツクリ。


カソリック国だけあって、飾ってある絵は宗教画が多い。でもそういうのって、ルーブル美術館にあるのと、違いが全く分かりません。何か聖人と天使がコテコテと描かれているの。多分、適当にメキシコの田舎美術館の絵とルーブルの絵をすり替えても、気付く人は少ないのでは…? (この教会は、何かファンキーでかわいい)


食事は当然のようにとても美味しゅうございました。これは珍しくレストランで食べたケレタロ風エンチラーダ。美しい…。

しかし、旅行中は本当に仕事のことを忘れていた。っていうか「自分って今何だっけ?」とボケることもしばしば。やっぱり考えてしまうのは紛争や開発のことだし、ちょっと将来のことを思い悩む。

でも、入社二ヶ月で、こんな休みをくれる会社を辞めるわけにはいかない…。