Tuesday, March 29, 2011

ふと気が付けばとっくに帰国

色々と書くべきことが多すぎて書いていなかった。

震災に関しては、自分も家族も同居人も家も大丈夫でした、としか書きようがない。2月まで働いていた会社は、リスクマネジメントや防災のコンサル会社だったから、非常に大変そう。自分のお客さんも、初動や事業継続対応で忙殺されたよう。一緒に作った計画が、実際に機能したのか気になるけど、怖くて聞けない。自分が抜けて早々こんなことが起きて、本当に申し訳なく思う。

インド旅行は、Jaipur、Udaipur、Jodhpurと回った。本当はそのあとにJaisalmerで砂漠サファリをする予定だったけど、地震への恐怖で同居人がシンガポールに避難したので、自分も予定を早めてシンガポールに1週間滞在した(元来の予定では2日だけの滞在)。Jodhpurに到着した日に地震が発生して、それ以降は気が休まらなくて観光している気分ではなかったので、特に後悔はない。それを除けば、インド旅行は比較的順調だった。

ニューデリー到着直後に、あまりの町の汚さ(と臭さ)に衝撃を受けて、ホテル予算を倍増(といっても2000円レベルを4000円レベルにしただけだけど)した。そのおかげで、3つの町のホテルはどこも快適だった。食事については、「屋台では食べない」(町の食堂はOK)+「生水は飲まない」「生野菜は食べない」という最低限の基準で行動したけど、お腹が壊れただけで、痛くなったり発熱したりということはなかったので上出来。お腹なんてストレスや緊張でも壊れるし。ちなみに、カレーよりもチャパティーの方がおいしかった。カレーについては、食べる場所で全然評価が違った(激マズから超美味まで)。あと、ラッシーが単なるヨーグルトドリンクではなくて、濃厚でとても美味だった。ただ、食生活についてはシンガポールの方がはるかに充実してた、確実に。値段は同じくらいで、美味しいインド料理だけじゃなくて、中華・マレー・洋食・和食があるから。

日本では、「インド旅行」というと、「混沌」「スピリチュアル」「衝撃」「精神革命(??)」「大麻」「ガンジス川で沐浴」みたいなイメージで、そういう旅行者(日本人だけではないけど)もたくさんいた。残念ながら自分はそういった方面には興味が無かったんだけど、それでも十分楽しめた。特に、城や砦など遺跡や寺院の建築物は、本当にすごい。あと、郊外の自然風景も素晴らしいと思う。お金さえ出せば、宮殿ホテルに泊まってマハラジャ生活もできるし(本当はそれがしたかったけど、一泊5万円~、みたいな、無理)。意外なことに、フランス人の高齢者旅行グループがとても多かったんだけど、多分そういう方向に宣伝しているんだと思う。

町の汚さ・臭さ、混雑さ、うるささ(どの車も10秒に1回はクラクションを鳴らす、高速道路でも)、観光関係者のうざさ(乞食を含む)は、2週間たっても好きになれなかった、慣れたけど。人は、すごく親切な人もいるけど、差別的侮辱をする人もいるし、騙そうと思って近づく人もいる。タクシーでも買い物でも毎回値段交渉が必要、個人的には嫌い。

適正価格が100円の物や距離を、初めは200円と言う。頑張って交渉すれば、100円になるけれど、正直言って、馬鹿じゃないかと思う。初めから適正価格を提示してくれれば、着いた後にチップを含めて200円渡すのに(実際そういうケースも多々あった)。それはまぁ、個人の嗜好だけど。

と、文句を言い出せばきりがないけど、気を付ければ大丈夫な範囲だし、無視はできるレベル。総じて楽しかった。写真はpicasaにアップしたので、手持無沙汰だったら見てみてください。

india 2011

振り返って思う、個人的なハイライトは以下

Chand Baori


Jaipurの博物館


Jaipurの砦


Udaipurの夕景・夜景


Udaipurの乗馬


Jodhpurの砦と青い町




Jodhpurのホテルプール