Saturday, March 22, 2008

結局

友人と三崎小旅行へ行ってきました。

海外旅行では、一人旅に全く抵抗が無いんだけど、なぜか東京から一人で小旅行する勇気はないのです。

三崎は、マグロが有名だけど、実はイカの名所でもある、ということを数年前聞いて以来、ずっと行きたかったところだったので、今日みたいに天気の素晴らしい日に行けて良かった (そう言えば、大学4年の時に付き合っていた人と、行きたいねと話しているうちに別れてしまったんだよな…)。

品川出発が、友人の都合で14時、三崎港到着が15時半とかなり遅かったのだけど、むしろそれで良かった。見所は、港と、丘の上の寺が幾つかと神社(桜満開!)が幾つかと良い感じに鄙びた商店街(猫が多い!)、それに直売所があるくらいなので、それらを巡っても18時には暇になってしまい、旅一番の目的であった「食堂まるいち」へそそくさと向かいました。「まるいち」というのは、いしいしんじのファンの間では有名な三崎の魚屋です。三崎に家を持つ彼のブログには、しばしばそこで買った魚がどれほど美味しいか、普段の小説よりも明らかに力を込めて書かれていて、イギリス留学時、それを読んだが為に漁村小旅行へ駆られたほどでした(しかしそこの魚料理はかなりいまいちだった)。行く前に「まるいち」のHPをチェックしたところ、食堂を併設したというので、これは行かなくてはいけないぞと。 魚屋の方で、今日のお勧めを力説され、いざ食堂へ。

結論から言うと、ほっぺたが落ちました。実は自分はあまり刺身は好きではないんだけど、今日だけは違った。イカが甘いの何の。他に盛り合わせられたマグロもサザエもタイもサンマもイワシも、これまで食べた中で一番おいしかったかも。メインのマグロカマ塩焼きなんて、旨い脂がジュージューとしみ出てきて、二人無言でがっつきました。しかも、置いてある酒は我が諏訪の地酒、真澄純米!うーまーいー! ご飯も、アラみそ汁もおいしくて、日本に住んでいて良かったと久し振りに思いました (おいしい魚は、おいしい肉よりも感動が大きいのは何でだろう、といつか昔のpostで書いたけれど、また同じフレーズが頭をよぎる)。

今(というこここ数年)自分と毎日の生活は明らかにmessed upだ。何がしたくて、何がしたくなくて、何が好きで、何が必要か、良く分からない。

とりあえず、家族友達が元気で、おいしいご飯と、自然と、本があればいいか、と思う。思えたら良い。

misaki