Thursday, July 26, 2012

皮のソファーを語れるか

Monday, July 23, 2012

原田マハ「楽園のカンヴァス」

久しぶりに,超弩級(?)のエンターテイメント小説を読んだ。アートミステリー,とのことだけど,特にアートが好きでなくても(that's not me though),特にミステリーが好きでなくても(that's me unfortunately),十分楽しめます。

書評は例のごとくamazonに任せるとして,個人的な話。ルソー作品は,「蛇女」と,「ジプシー女」と,今回の作品テーマである「夢」を実際に見たことがある,と思う。特にオルセーで見た「蛇女」は強烈な印象が残っている。ルソーの評価が確立されたのはここ40年くらいらしいのだけど,この小説にも出てくるとおり,当時から彼の絵や,そもそも世間的に全く評価されていない画家の絵に,強烈に引きつけられる人はいたのだろうな。

(ここで「真善美の普遍性」に思いが飛んでしまいそうなのを抑えつつ)

しかし,普通に本は読んでいる方だと思うけれど,ここまで熱中して読んでしまったのは,3年ぶりぐらいかもしれない。「水の家族」「マシアス・ギリの失脚」「むかしのはなし」「オリガ・モリソヴナの反語法」(「王妃の離婚」「邂逅の森」「沈黙博物館」「村田エフェンディ滞土録」「楽昌珠」)という自分の特A小説リストに久しぶりの追加。嬉しい。

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ちなみにこの前に水村美苗「新聞小説」を読んだ。普通に面白かったけど,歯切れが悪いというか,理解しきれないところがあるというか,客観的に見たら恵まれているけど不満だらけの中年女性の日記を読まされている感じというか…。嫌いではないのだけど。

Sunday, July 22, 2012

good and bad of knowing

"Knowing better" is usually a bad thing. "Knowing worse", can be a bad thing.

Saturday, July 21, 2012

本当に人は見かけによらない。

「みせかけの友だちを100人得ることよりも、たとえ、たっと自分ひとりでも満ち足りた時間を持てることのほうが、大人になるプロセスにおいては100倍も大切なことです。」

「自分を大切にするためには、他人の存在を尊重することが必要条件なのです。他人とちゃんとした関係を結ぶためには、また、自分を大切に扱えていることが前提条件なのです。」

「責任を持つこと。自分自身にプライドを持つこと。この二つは切っても切り離せないことであり、どちらかが欠けると、どちらかが成立しなくなります。ナイフとフォークのセットのように、両手に『責任』と『プライド』を持つことで、あなたは、あなたの人生に切り込んでいけるのです。」

「インディペンデントの快感は、何ものからも自由であることの心地よさです。しかし、この快感と、誰かと、何かをシェアする喜びは、矛盾せず両立させることができるものなのです。」

酔狂で叶恭子「知のジュエリー12か月」を読んでみたら、これが意外と良かった。セックスや孤独、整形、家族など、話しずらいこともまともに書かれているので、中学生には良いと思う。(文字数は極端に少ないので、定価で買うのはお勧めしないけれど。)

Sunday, July 08, 2012

海外の食生活(妄想)

もしも海外に暮らすなら、と考える。

食生活において、絶対に必要なものはなんだろう。鰹節、しょうゆ、かりんとう、お米だろうと思う。お米はイタリア米でもタイ米でもカリフォルニア米でもよいので、多分日本から輸入しなくても大丈夫だろうけど、他の3つはかなり怪しい。

イギリスにいたときは、お米(イタリア米)としょうゆは幸いスーパーにあったので、鰹節とかりんとうだけは親に頼んで日本から輸入した。あと、ゆかり(シソ)と海苔も助かった。適当な野菜炒めをご飯に乗せて、その上に海苔を散らすだけで、一気に和食(丼)になる。余ったら、しょうゆと酒(ウォッカで代用可)と砂糖で煮れば海苔佃煮になる。でもこの二つは、なくても多分生きていける。

あとは、日本食と関係ないけど、セロリと何らかのキノコは欲しい。トマトと玉ねぎと生姜はここに記載するまでもなく、あるでしょうという前提なのだけど、甘いだろうか。トマトと玉ねぎと生姜が入手できない国ってある?

セロリは暑い国では難しいかな。イギリスには普通に売っていて助かった。セロリまじ万能野菜、愛しています。

そばも食べたいけれど、それはさすがに贅沢でしょう。イギリスでは、全粒粉のスパゲッティが売っていて、これが意外とそばに似ていておいしかった。それもまた、難しいかな。

Tuesday, June 26, 2012

アメジョ

今日は仕事の歓送迎会だった。かなり最悪なことに「締めのあいさつやって。笑いもとってね」と…えええええええええええええええ…そういうのかなり苦手。

 ということで、人生3度目の、大勢の人前でジョーク披露。
kill me.


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息子「父ちゃん、酔っぱらうってどんなことなの?」
父 「ここにグラスが2つあるだろう。これが4つに見えだしたら、酔っぱらったってことだ。」
息子「父ちゃん、そこにグラスは1つしかないよ。」

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息子「父ちゃん、ビールを飲むとなんですぐトイレに行きたくなるの?」
父「体内で色を変える必要がないからだよ。」

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 …とほほ。まあ最低限の笑いは取れたような気もするけれど、みんな酔っぱらって正直聞いてないし。自分の中では修羅場。

Tuesday, May 29, 2012

シンガポール旅行

に行ってきた。98年に帰国して以来,数えたら7回目。特にここ数年は毎年行っている気がする。

昔住んでいた頃から,シンガポールは変化が激しくて,当時もマリーナ地区の大規模開発やイセタンスコッツ・高島屋・ブギスモール・フォーシーズンズ等々の開業など,現在のシンガポール(商業面)のベースができた時期だったと思う。

しかしその後の発展については,はるかに予想を上回った。「ドリアンシアター」エスプラナード,マリーナベイサンズ,フラトンとフラトンベイ,セントサ島・クラークキー・チャイナタウンの再開発,アイオン,その他多数のショッピングモールにホテルに空港。ホテルなんて,どう考えても建てすぎだろうと思うのだけど,それでもまだ足りていないらしい。ショッピングモールも,全てのMRT駅にモールがあるんじゃないか。ちょっと廃れたなー,と思ったモール(パラゴンとその隣,プラザシンガプラ,etc)も,次の旅行の時にはリニューアルして大繁盛していたりする。

しかも上手いと思うのが,新しくて奇抜な建物ばかりではなく,上記のフラトン(元郵便局)やフラトンベイ(元船着場),フォートカニング(元軍司令部)をコロニアルな趣あるホテルにしたり,デンプシーヒル(元駐屯地)をおしゃれなバー・レストランエリアにしたりと,非常に味のあることをする。

大学生の頃は、自分が住んでいたころのシンガポールが変わってしまうことには、残念な気持ちがあった。しかし今では、もう、この国の実験がどこまで進むのか、この目で見たいと思う。ちなみに10年後の市街地予定模型を展示していたけど,ブギス周辺がすごいことになっていた。あと,新しい植物園をマリーナに建設していて,それも楽しみ。

いつの間にか,シンガポールの一人あたりGDPは日本を追い越しているのだけど,それでも東南アジアの雑然としたところや,怪しいところもあり,安い屋台もあり。人の軽ーい感じも変わらない。とても気持ちが良くて,刺激もある,やっぱり地球で一番住みたいところだ。

政府のグランドデザイン/大戦略が上手くいっているからだろうと思う。日本との比較は…違いすぎてどこから書いたらよいか分からないけれど,いつかまとめてみたい。ただし、所与の環境を除いても,住宅政策・都市景観(この2つは表裏一体)が日本はどうしようもないから,比べることが無意味だとも思うけれど。

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【今回の旅行備忘録】
24日(木)
・仕事を終え,急いで羽田発SQ便搭乗。

25日(金)
・朝5時着。タクシーでホテルに。幸運にもすぐにチェックインができ,朝食も付いた!
・昼間で仮眠
・ラウパサで昼食。中華おかず飯。
・ブギスでDark Shadow鑑賞。微妙。
・ブギスの屋台でおやつを食べ,ラッフルズからバスでナイトサファリ
・ナイトサファリ(バス+徒歩一周)
・タクシーでロティプラタ屋
・帰りのタクシー捕まらず,バスでMRT駅まで行き,そこからタクシー

26日(土)
・午前午後とひたすら買い物。グレートシンガポールセール!!
・昼食は中華でクロコダイル(淡泊)
・一度ホテルに戻り,私はプール
・Pのバースデーディナー@BROTH 最高のロケーション,サービス,料理!

27日(日)
・朝の一泳ぎ
・Pの親戚と飲茶。素晴らしい人たち。
・イーストコースで自転車2時間。おしり痛い。
・ビール 最高のロケーション。木で遊ぶ子供たち。
・ホテルのケーキ 以外と甘過ぎなくておいしい
・夕方の一泳ぎ
・スコッツでMIB3鑑賞(IMAX3D) 隣の席の女が甘栗をバリバリ食べててうるさい。
・迷った末にクラークキーのクラブへ。意外と良かったけどPには不評。

28日(月)
・12時にチェックアウト。
・ラッフルズモールで買い物。
・植物園へ。MRTに乗り間違え(まだ完成していない路線が地図に載っていた…)
・Pの機嫌最悪。まあ,植物園+最終日だから仕方ない。
・Visitor Centreでハワイアンハンバーガー。おいしいけれど食べにくい=△
・カラオケ。歌手の声つきができるし,日本では絶対無い洋楽もあるので大好き。
・ion等で買い物。
・フラトンベイのプールサイドカフェで休憩。最高のロケーションと景色。
・ホテルでひとシャワー浴びて空港へ。
・朝に羽田着。

Monday, May 21, 2012

表面を繕う

GWに姉家族が泊まりに来たのを機に,家中の布団カバーと枕カバーを一新した。ニトリ安い。暑くも寒くもない季節的なものかもしれないけど,睡眠が一気に良くなった。いや,これまでもよく寝ていたけど,今は布団に入った瞬間に泥のように眠る。

中身は変わらないけど,表面を繕うだけで大分変わるものだ。ちょっと深いことを書こうと思ったけど,それぐらいの結論しか出ない。


どちらにしても,久しぶりに良いお金の使い方をしたな。

(じゃあどんなのが悪いお金の使い方かというと,この間買った着物の裾が短すぎたことだ)

Sunday, May 13, 2012

似非リア充

この週末は,土曜にめがね作り,ガガのライブ,その後友人と飲み,日曜に早朝から登山(瑞牆山)と,近年まれに見るほどアウトゴーイングに過ごしてしまった。

最近は,家でごろごろするか,近場のスタバで勉強するだけだったからな。おかげで疲れた。

しかし不思議なのは,家や近場にいるよりも,外に出た方が読書や勉強がすすむということ。星野博美「愚か者,中国をゆく」非常に良かった。

難しいことを,簡単かつ美しい日本で表現できるひとが好きだ。池澤夏樹,星野博美,佐野洋子,恒川 邦夫,Gaku-MC。

Tuesday, April 17, 2012

通訳研修

4月から,英語通訳の授業を週2回受けることになった。

わーいわーい。 と喜んだのもつかの間,どうも大変なことに踏み込んでしまったみたい。 まず,通訳自体が難しすぎる。初めて気がついたけれど,「英語を理解する」ということと,「英語を日本語に逐次(もしくは同時)に通訳する」というのは,「最寄り駅の一つ前の駅で降りて歩く」と「富士山に逆立ちで登る」の違いくらい,性質も難易度も違うものだった。

 英文を記憶して,メモして,文章構造を考えて,翻訳して,発話して,しかもその間に次の文章を聞き取っている,という作業は,「英語を英語として理解する,聞こえなかった部分は想像で補う」というやり方を教えられていた自分にはスーパーハードだった。 

入ったコースもなかなかレベルが高くて,生き残るのも大変だ。 英→日は,メモしていると聞き取れないし,日→英は簡単な単語しか出てこない。(この間の授業では,「野心的な取り組み」が出てこなくて頭が真っ白になってしまった。ambitious challenge でも challenging effortでも何でも良かったのに…)。

でも,上手く訳せたときは気持ちいいし,久しぶりの英語の勉強も面白い。正直,通訳担当官になったら,この研修よりもずっと大変になるわけだけど(通常の仕事にプラスして通訳をやらされて,特に手当は付かない 笑),せっかくの機会だしがんばってみる。

Tuesday, March 20, 2012

風邪の話

そういえば、なんとこの冬は風邪をひかなかった。ちょっとのどや頭が痛いとかはあったけど。

去年までは、毎月1回ペースでコンスタントに引いていたのに。特に冬は悪化しやすくて恐怖だった。昨春以降は、夏に一回、秋に一回引いたけれど、どちらもそんなに悪くなかった。そもそも、冬に一回も引かないなんて、物心ついてから初めてではないだろうか。

理由はいくつか思いつく。

1.扁桃腺切除
去年の1月に切除して、今のところ後遺症一切なし。味覚障害が起きる人が多いみたいだけど、自分の場合、旨味を1ヶ月ぐらい感じにくかったくらいか。今までの風邪は80%扁桃腺からやられていたので、切除は自分の場合効果があったみたい。

2.緑茶
去年の12月に、ちょっと良い緑茶をもらった。今まで仕事中は紅茶かコーヒーかウーロン茶だったのだけど、せっかくだから飲んでみたらこれがものすごく美味しかった。旨味と甘みがすごくて、空腹が満たされるし、リラックス効果も実感。さすが良いお茶は違う、と感心したけど当然買えないので、セブンイレブンの100g500円の茶葉を試してみたら、あまり変わらなかった(笑)。ということで、この冬はずっとお茶、仕事中も家も。50℃くらいで淹れると、安い茶葉でも旨味が出るよ。一回の茶葉(多目)で、湯温を上げていけば三回飲めるので、午前と午後の計6杯、毎日飲んでいる(50℃→75℃→90℃と、味が全く変わるのも、何となく気分転換になる)。緑茶が風邪に良いというのは良く聞く話なので、効果あったかも。

3.レスベラトロール
去年の春にNHKスペシャルでやってた、「若く長生きするためのサーチュイン遺伝子」を活性化させるというレスベラトロールのサプリメントを、半年前から摂取している。サプリメントで取らなくても、節食(1日のカロリーを通常の70%くらいに抑える)で良いらしいのだけど、自分の場合はそれだとストレスが溜まって逆効果なのであきらめた。日本では番組放映後のレスベラトロールバブルが起きて、サプリがすごく高くなっているけれど、アメリカから個人輸入したら普通に安い、送料込で120日分3000円くらい。

自分のいつも使ってる個人輸入サイトの「456ショッピングストリート」製品ページ。サプリメントとか、スキンケアとか、円高のせいもあって馬鹿安い。10日くらいで届くし、グローバル化万歳。

そういえば、自分は花粉症の症状を「ロラタジン」(日本の製品名はクラリチン。眠くならないし、1日1回で鼻にも目にも良く効くのでお勧め)で抑えてるんだけど、日本で買おうと思うと処方箋が必要で、病院と薬局で計1500円くらいかかる。それが上だと500円で済むのですね。摩訶不思議。時間も節約できるし。(そして、公的医療保険も節約されているので一石三鳥)

蛇足ついでに、去年うちの父親が大病をして、それを見た母方の祖母が、レスベラトロールのサプリメントをプレゼントしてくれたんだけど、なんと怪しい健康食品店で3か月分20万円もしたらしい…。有効成分は上の製品の5分の1くらいだし…。母親がもう買うなときつく言ったらしいけど、まぁ、難しいね。

えーにうぇい。レスベラトロールは短期的な効果を期待して飲んでいるわけではないけれど、風邪に効くとネットに書いている人もいる。タイミング的に風邪をひかなくなったのとぴったり合うので、もしかしたら。

4.8時間睡眠。
正直、これが一番の原因じゃないかと思う。以前は一日6時間くらいだったのが、この1年くらい、8時間寝るようになった。なんとなく。でも、当然ながら寝起きは良くなったし、睡眠不足が無いと毎日の満足感が大分大きくなることに気が付いた。健康に一番良いのは7時間、とは言うけれど、個人差もあるだろうし。そういえば最後に風邪を引いた去年の秋は、ホノルル出張準備で超忙しくて、睡眠時間が少なかった時だ。最終的に、出張先で徹夜が続き、ノックアウト。

1-4の全部が効果あったのかは不明だし、もしかしたら他に理由があるかもしれないけれど、とりあえず2-4は続けてみよう。風邪をひかないって、本当幸せ。

Wednesday, March 14, 2012

変な夢の話

昨晩見た夢の備忘録。

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久しぶりに横浜に行ったら,なんと駅前で「ゆず」がストリートライブをしていた。あまりにこっそりやっているので,誰も気がついていない様子。

しかし近づいてみてみたら,「ゆずこ」という偽物だった。声は本物と全く同じなのに,顔は全然違った。ふーん,と思いつつ私は立ち去った。

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いったい何だったんだろう…。

Wednesday, February 08, 2012

Coastal Living

色々なインテリアデザイン雑誌を見比べたけど,Coastal Livingが一番好きだ。WarmでModern。さーっとサイトを見ても,住みたい部屋ばかり。airyだから空調代が高そうだけど,多分太陽光発電でもしているんでしょう。

Retro Living Room
60's モダン. not my style but I would stay in this room for a week and very happy.

Warm Modern Master Suite
何この床? 気になる。

Modern Beach Living Room
暖炉の上が素晴らしいね。コーヒーテーブルも(超高そう…)。

Seaside Home
これは風景の効果。しかしこの柱は無いな。

Malibu Home
これも。ずるい。この照明シェードほしい。

Scenic Space Living Room
ちょっと白すぎるかな-。

Great Space Living Room
壁の色が素晴らしい。オフホワイトグリーン?

Cabin-inspired Bedroom
四柱付きベッドフレームは大体良い。





Casual Rustic Dining Room
いいね,森の中のダイニング。

Warm Modern Loggia
アウトドアリビングもほしい。白ワインください。

しかし,この雑誌,米国では定期購読すると年10ドル(1冊1ドル)なのに,日本だと8200円…。どうにか米国価格で買えないかと色々探しているんだけど見つからない(amazon.comでも却下された)。何か良い方法知ってたら教えてください。

Wednesday, January 25, 2012

再々再々…スペイン語

数十回目の,スペイン語学習熱再発。主な原因は…なんだろう,メキシコリゾートの写真を見たからかな(Riviera MayaとかPuerto Vallartaとか)。

とりあえず4月末までの3ヶ月間集中して勉強して,何とか物にします。「物にする」という表現は非常にトリッキーだけれど,とりあえずDELE B1レベル(合格ではなく,B1の教科書に取り組める状態にすること)かな。もしくは,小学校3年生レベルの現地の教科書が読めるレベル,となるだろうか。いや,1年生か。うーむ。ネックは単語量,というのは分かるのだけど,単純に単語集を覚えればよい話ではないし(っていうか覚えられないし)。

ということで今回の作戦は,ロゼッタストーンやスカイプレッスンなどの飛び技に頼らず,地味に紙の練習問題を多く繰り返すこと。ロゼッタストーンは,音声の認識精度が低すぎていらいらして駄目でした。スカイプレッスンはとても良いと思うけれど,マイクを通じての会話は窮屈。3ヶ月後に,カフェレッスンをしてもらえる人を探そう。練習問題については,自分の傾向として,発音を繰り返すとか,単語を覚えるとか,文章を読む書くということより,「問題を解く」のが好きだなと思う。「以下の文章の文法的間違いを直しなさい」とか,「単語を並び替えて文章にしなさい」とか,「下の単語から穴埋めしなさい」みたいな。超受け身…。算数ドリルとか,英語ドリルとか,そういう日本の教育システムが悪いんだ!(多分)

ということで丸善で問題集を探しているのだけど,スペイン語は「中級者向け」の問題集が少なすぎる…。上級は皆無と言って良い。初級者向けの会話本(30日で話せる,みたいな)は,異常にたくさんあるのになあ。英語フランス語中国語以外の言語の中では,恵まれている方かもしれないけれど。ひとまず「基礎から応用まで」という古い教科書を買ってみた。さてさて…。

Monday, January 02, 2012

サラの別荘

下に色々書いたけれど、そうは言ってもHGTVを日本から見るのにはハードルが高い。ということで、自分のお気に入りの「Sara's Summer House」(下で紹介)がVeohにたまたまあったので貼り付けます(画質があまりよくないのが残念。HGTVサイト上はもっときれいです)。さっきようやく全部のエピソードを見たんだけれど、最後にちょっとサプライズがあって笑った。あと、この間書き忘れたけど、サラの助手もおもしろいです。旦那さんもなかなかのキャラクター。

っていうか、これ、アメリカのどこだろう。何となくボストンあたり? なぜかマイアミやカリフォルニアの英語よりとても聞きやすい気がする。

エピソード1:リビングルーム



エピソード2:客間



エピソード3:洗面所まわり



エピソード4:寝室



エピソード5:キッチン、ダイニング



エピソード6:キャビン



enjoy!

Thursday, December 29, 2011

HGTV紹介

年末休暇1日を、ひたらすらHGTV(アメリカのHome and Garden Television)を見てすごした。家事と食事と睡眠時間を除いて、24時間中20時間くらい…。いや、結果的に睡眠時間中もHGTVの夢を見ていたから、もっとかな。

幸せ。

HGTVの番組には大まかに「家探し系」と「インテリアデザイン系」と「エクステリア・庭園デザイン」の三種類があるのだけど、やはり同じ系統を見ていると疲れるので、自分は家探しとインテリアデザインを交互に見ます。甘いお菓子としょっぱいお菓子の無限ループのようで永遠に飽きない。

ちなみに、HGTVの番組フルエピソードは、HGTVホームページアメリカのHuluにあるんだけど、どちらも日本からは見られません。しかし、IPアドレスを偽装するVPNというのを使うと見られます。VPNには無料のもあるのだけど、広告が邪魔だったり、速度に問題があるので、自分はStrongVPNという有料のを使っています。月7ドルの一番安いコースだけど、十分満足に使えます。VPNの比較サイトや日本語の説明もあるのでご参考に。最終的にHDMIケーブでつないだテレビで見ています。本当に素晴らしい時代になった。

今回はいくつか新しい番組も見てみて、お気に入りができたので、ここでまとめて紹介しておこう。上から、お気に入り順。

1.House Hunters International
(最新シーズンはなぜかHuluにあります)
主に英米人が世界中で家を探す番組。家は、別荘用のコンドだったり、普通の引越し一軒家だったり、アパートだったり。現地の不動産エージェントに案内され、3物件を見て、最終的にそのひとつを契約する。というと本当それだけなんだけど、色々ドラマがあったり、現地の文化や相場の勉強になったりして非常に面白い。特にアメリカ人が別荘を買うことが多い中米・カリブの物件事情については、だいぶ詳しくなります。コスタリカの相場はホンジュラスやニカラグアの1.5倍なのね、とか、アメリカ人はオープンキッチンとダブルシンク好きすぎだろう、とか、ここ住みたい!とか、っていうかこの夫婦は長続きしないだろう、とか。1回だけ東京のエピソードがあったけど、価格から見ると正直悲惨だった。

"International"のつかないアメリカ国内版もあるけど、アメリカに住むつもりが無い自分にはLess Interestingです。

2.Design Star
HGTVで番組をもらうために、若手デザイナーたちが競い合うリアリティーショー。あまり人間関係についてのドラマは無く、元々インテリアデザイナーとしてキャリアのある人たちが純粋に技術やアイデアで競うので、安心して見られます。最初はしょぼいデザインばかりだったのに、後半に意外な人が花開いたりして面白い。この番組を見るまで、インテリアデザイナーって、全体のデザインや家具のチョイスだけする(正直楽な)仕事だと思っていたんだけど、実は壁を塗ったり、絵画を作成したり、家具を作ったりとかなり重労働な仕事と理解。

ちなみに、去年のシーズンも見たのだけど、今年(シーズン6)の方がとても良いです。去年は、運営側はジャッジ3人だけで、批判ばかりで正直空気が重かった。今年は、とても明るいTanika Ray(美しい)とDavid Bromstad(かっちょいい)が司会兼応援役として入って、雰囲気が抜群に良くなった。あと、去年は候補者顔で選んだの…?というくらい美男美女ばかりなんだけど、肝心のデザイン技能が、最終候補者2名以外は貧弱だったと思う。今年は、ルックス面では普通だったけど、才能的に水準が高く、ラスト5人は誰が勝ってもおかしくなかった(と素人目には見えた)。

3.Secret from a Stylist (インテリア系)
今一番注目している番組、というのも、去年のDesign Star優勝者の番組なのですね。彼女は、デザインの才能もすごいんだけど、お顔もKirsten Dunstを美人にしたようなまさに才色兼備。キャラクターも、これまでHGTVにいなかったような、癖があるんだけど軽やかで、非常に面白いです。これは個人的な感覚だけど、先輩デザイナー達よりも、カジュアルな感じのインテリアデザインなのも良い。1st Season winnerのDavidみたいに、大化けするんじゃないかと楽しみ。(過去のwinnerでも、season 2,3はもう消えかかっている…)

4.Sarah's Summer House
最近見始めたプログラムで、アメリカのどこかの小島に夏用別荘を改築する話。これも上同様、デザイナーSarahの人柄が良い!かつ、デザインが自分好み。特に最初のエピソードのリビングルームは美しい。しかもこの小島が素晴らしいロケーションで、息を呑みます。これは正直うらやましい。あえて言えば、予算が知りたいかな。(予算は、出す番組と出さない番組がある)

5.My First Place
アメリカで、初めて家を買う若者の話。House Hunters同様、三軒の家から決めるんだけど、それよりも家のInspectionに重きが置かれている(というのに意味があるか不明だけど…)。

6.Color Splash
上で再三書いた、David Brmstadの番組。彼は非常にチャーミングで、かつすごく才能があると思うから見ているけど、どうもテイストがモダン過ぎかつ派手すぎで、自分とは合わない気がしてきた。あと、番組の内容が雑然としていて分かりにくい。アシスタント3人と大工1人は、写さなくてもよいのでは。

7.the Outdoor Room
庭デザイン番組の中では一番好き、というかこれしか見てない。屋外にソファーやダイニングがあるのは憧れるなあ。しかし、雨が降ったら布ソファーとかどうするのか誰も言わないんだけど、カリフォルニアには雨が降らないの…?

8.Candice Tells All
おそらくHGTVで一番実力者のCandice Olsonの、オーソドックスなBefore After番組。彼女の名前を画像検索とすると分かる通り、シックでシンプルでゴージャス、という王道デザイン、かつ飾らない人柄が素敵。美人なのに、髪型はいつも決めすぎて失敗しているのも好感度高い。

あとは、Bang for your Buck(番組コンセプト不明だけどつい見てしまう)とか、Antonio Treatment(漢臭いインテリアデザイン)とか、Selling New York(普通に1.5億のコンド)とか、Dina's Party(異常にゴージャス。叶姉妹的)も、手持ち無沙汰だったら見る…かな…、あとはシーズン単発や特番等。Huluにある、What's with that Houseという変な家番組も好き。

今年のDesign StarのWinnerの番組も始まったから、非常に楽しみ。大丈夫かな、あのこ…。

Wednesday, November 30, 2011

通勤ラン

ストレス発散とダイエットを兼ねて,最近は仕事の帰り道を走っている。
電車だとドアtoドアが35分なんだけど,走ると40分(実際には着替えや準備体操もあるので,さらに+10分というところだけど)。決して速いわけではなく,うちや職場が駅から遠いのと,より無駄の少ないルートだから。

自分は元々短距離走の人間だから長距離走はそんなに好きではなかったけど,これはこれで面白い。早くしているわけではないけど,少しずつタイムが改善するのも気持ちがよい。仕事中も,早く走って帰りたいな-,と思うようになった。距離は7km弱というのも,非常に都合がよい。ある程度のスピードを保って走っても疲れすぎない,自分にとってぎりぎりの距離。

ちなみに,荷物は,必要最低限の物(財布,ID,着替え)を超小さいランニング用バックパックに入れて走っている。スーツや靴は職場のロッカー置きっぱなし。唯一の問題は,翌日ランニングウェア(Tシャツ・ハーフパンツ・ランシュー・バックパック)で出勤する必要があること,電車で(汗)。

Sunday, October 16, 2011

勤務応募

非常にネガティブな理由で,イラクかサブサハラの公館にどうしても勤務応募したい。この地域の公館は常に人不足なので,応募すればほぼ必ず採用される(らしい)。

現在のポストを最低1年勤めてからじゃないと応募できないので,もう少しの辛抱。

猫を抱いて象と泳ぐ

小川洋子の「猫を抱いて象と泳ぐ」、恍惚と読了。

心配を裏切り、チェスが分からなくても大丈夫でした。最近の「博士」「ミーナ」「ブラフマン」などは(良い本だけど)小川洋子じゃなくても…という感じだったけど、これは久々の小川節。

文章の一語一語、そしてすべての行間に吸い込まれる本だった。

Monday, October 10, 2011

当面の課題

は、「自虐」と」「卑下」の違いを見極めること。
自虐ユーモアはイギリス人の専売特許と思われがちだけど、アメリカのジョークでも結構織り込まれているのだね。自分も、ネタ自体はいくらでもあるけれど、伝え方がなかなか難しい。

明石家サンタが早くも楽しみだな~。